うんわ、一週間前に投稿されてたこれ見逃してたわ。ちょっと前に盛大な誕生日パーティーやってた末娘だよね~。Fally パパもちょいちょい家族の写真とか自ら出すようになったよなー。(Ferre の真似?)
ん?本家サイトではまだ公式な発表見当たらないのにも関わらず、 Fally こんなの投稿してたわ。
国連に関りのある Most Influential People of African Descent (MIPAD) under 40 なる何かっぽいけど。発表?受賞式?は9/26にぬーよーくで、とのこと。
あーこれの関連イベントなのね(結局ニポン語ソースがないとしっかり把握できないヘタレ)。
おっと、見逃してる新着 MV がまた溜まりつつある。
ディアスポラ Naza くん。
Bomaye のコンゴ系ディアスポラミュージシャンたちは基本、ポップス路線なんだけど、そうでありながらしっかりコンゴなのが非常によい。この曲も歌じゃなくて後半のギター部分は完璧に Soukous ギターだしダンスもソレだよね。
コンゴの国内ミュージシャンたちが Soukous らしさをあれやこれやと削ぎ落としてのグローバル展開に試行錯誤してる中、フランスにしろベルギーにしろ、コンゴ系ディアスポラの、 Soukous ではないものを Soukous テイストでハイジャックしてく様は非常に興味深い。
個人的には後者が好きだけど、元ネタである Soukous がなくちゃ始まらない話なので、 Soukous そのものは別途大事に残しつつ、どちらも頑張ってってほしいわ。
それはさておき Naza リュック欲しいわ~。Naza くんなんでいつもリュック背負ってるんだろう。ライブ中もずっと背負ってるんだよね。ドラえもん?
そんな話を書いたその頃 Werrason は、新譜の中でもグローバル展開向けの、Soukous 好きからは「非 Soukous 」としてわりと Sans commentaires って感じでスルーされ気味な MV リリース。
各アーティストのアルバムリリース時には Soukous ファン同士でグローバル戦略の是非についてアツい議論もかわされてたけど、最近みんな文句すら言わずにスルーしてる風味。まぁ、それぞれの収録曲そのものに関してはリリース時に一旦語り尽くされてるしね。 Generique 曲の MV なら改めて Chanteur や Animation のパフォーマンスや露出についても喧々諤々になるところだけど。
…って、おいら自身ディアスポラのポップス含むコンゴものばかりを聴く日々になって久しいので感覚は麻痺してると思うんだけど、上のはどうなんだろ。
アフリカのイマドキのポップスを知らない人が聴いたらアフリカっぽさどのくらい感じるものなのやら。
アフリカのイマドキのポップスは知ってるけどコンゴの音楽はそんなに知らない人が聴いたら何か違う感じは抱くものなのやら。
おいら的には従来のコンゴ系音楽とは思えないながらに、蓋のしきれない(する必要も勿論ない)コンゴ臭、って感じで、かつ、キャッチーで、悪くはない、とは思うんだけどねー。
思うんだけど、うーん、上の2つだけの比較ではなしに、全般的に、ディアスポラの若手がコンゴっぽさを取り入れた曲の方が、コンゴ国内のオジサマ達が欧米に寄るよりも目新しさはある気はしちゃう。単純にオジサマだからいけないのかすらねw
Deplick や Wata あたりがやってみたら全く違う切り口のグローバル向け音楽が出来上がるのかな。でも若手こそグローバル戦略には手を出さなそうな気もする。
ラップだったり Coupé Décalé だったり、非 Soukous なジャンルの音楽やってるワカモノたちも、既に国内には相当数存在はしてるので、とはいえ、国を超えての露出に至れてるアーティストはそんなにいない、っていうのが実情なんだと思うので、ある程度国内外で有名になって余裕が持てるオジサマでない限り出来ない試みなのかもしれない。
Fabregas あたりはやってみてもいいのかね。あ、いや、おいら個人は基本、閉じた Soukous こそが好きなので、グローバル戦略周りはどうでもいいんだけど。むしろディアスポラの若手に、イマドキなポップスの中に Soukous スパイスを着々と、シレっと、伝播してって戴いたほうが、何も知らないままに欧米のみなさんがいつしかコンゴ耳になってってくれそうなので面白い気がしてる。
上でチラっと話題に出したコンゴ国内 Soukous の若手の雄たち。数日前 Fabregas が “Nostalgie” とかオセンチコメント入れつつ Werrason のバックバンド Wenge Musica Maison Mère (以下 WMMM )で Chanteur になりたての時に同期の Deplick や Cafe Roum と一緒に、紹介されかたがた歌ってる懐かし動画を眺めてた。時期的には 2007 年頃ってことかな?わお、10年前か。本人も懐かしんで観たりするんだー!ってちょっとほっこり。
彼らの WMMM 入った頃のオフステージアカペラ動画は YouTube にもいくらかあるけど、どれもよいんだよなー。
きちんと作られたアルバムや MV もいいけど、音割れしてるライブや Repetition 動画や、インタビュー中に披露する歌ショットとか見るの大好き。そういうの観てからアルバム聴いたりすると尚味わい深いよ。
各人の性格みたいな本質的なナニカもこの頃からしっかり見えてるの面白い。
Fabregas は歌い方自体個性が強くて、華もアピールする力も野心もありあまる俺様タイプ。ソロ一発目の Mascara を皮切りにがつんがつん彼らしさ溢れるキャッチーな MV 出てきた時はぶっとんだわ。個人的にだいぶ好きなのは Jeu 。
Deplick はなんというか、天からの授かりもの的な自分の歌声でただただ歌い続けてるコト自体が楽しくてしょうがなさそうなコ。歌い方も歌声も Fally にそっくりと散々言われてて、おいらも長いことそう思ってたけど、最近は個別にどちらも好き。顔もかわいいよね~?
Polemique と呼ばれる、コンゴ音楽界に横行する Dis り合いからも距離を置いてるようで、音楽をやるコトに主眼を置いてるけど、清廉潔白目指します!って優等生ぶってるわけでもなく、純粋に音楽が好きっぽい感じも高感度高い。(一方、オレサマ気質な Fabregas は多方面に対して Dis り魔すぎて最近ちょっと色々叩かれてる)
ソロになってからの一番好きな En Afrique は別記事で既に貼り付けた気がするな…って思ったけど、「コン活」になってからは出してないっぽいので貼っとこうw
Cafe Roum くんはコンゴ人にしては珍しく引っ込み思案で控えめで、見た目もちびっ子で華もなくて目立たないけど歌い手としての実力はかなり高い。彼はソロとしては活動してなくて、未だにミュージシャンの出入りの激しい WMMM にいる。今や Chanteur の大黒柱…なのかすら。
でもソロっていうか、WMMM 名義だけど実質彼メインな MV はある。Fabro も Deplick も出てくるけど。…ていうか、ピンで途中歌ってる他の Chanteur 何人か、おいら名前わかんないわ。あななたたちだぁれ~?まぁ、ご縁があったらそのうちどこかで出くわすだろう。
…って、MV 観てたら関連動画で Werrason の2010年 Zenis ライブでの Cafe Roum くんの、この歌での晴れ姿があったので、勢いでそれも貼っておこう。
コンゴのライブ(これは会場はフランスだけど)のおひねり、歌ってる時に額にペシペシ渡すのも邪魔そうだけど、挙句には違う方向いて歌ってる腕掴んで引き寄せてハグしてくおばさままでいるのがまた笑える。
でもこれ貼っちゃったら同ライブでの Fany も貼らずにはいられない。中盤から出てくる手前の Animation も今やソロで頑張ってる Brigade Sarbati 。
おいらは新参 Soukous ファンなので、大抵がソロになった後からの活躍をリアルタイムで見てるんだけど、蓋を開けてみたら WMMM の卒業生が相当数いるんだよね。今日名前が出てない人でも、そんな人がぞろぞろいる。
あー、コンバッタントが邪魔しなかったら今年は Fally や Heritier もフランスでライブ出来たのにね。ホントもったいない。
関係ないけどこのブログ内で話題にしたミュージシャン、いつどこでどう話題にしたのか我ながら把握が出来なくなってきたわ。近々アーティスト名もタグ付けしてくか…。