映画 Wax Print と嬉しき初対面

この記事は約4分で読めます。

Hako galleryさんで、映画 Wax‬ ‪Print 観てきた。

Wax Print – Official Trailer 2018 – YouTube

https://waxprintfilm.com

Wax Print: 1 Fabric, 4 Continents, 200 Years of History (2018) – IMDb

いわゆるアフリカンプリントな布に纏わるあれこれのお話…なだけには全くとどまらない文化と歴史と移民と植民地と奴隷制と模倣と盗用と、それぞれのキーワードの複合型とで思うところがすごいドキュメンタリーだったわ。‬

「Wax Printはアフリカのものか」への各人への問いは白人女性の回答が一番しっくりきた。まぁ、しっくりも何も、おいらは白人でも黒人でも中国人でもない完璧な外野だけどね!

上映後の監督とのSkype質疑応答も色々興味深かった。監督自身の上記の問いへの回答が、公開後に変化をしているっていうあたりが聞けたのも、Skype質疑応答ならではだよな〜。やっぱりなんだかんだでインタネット万歳、であるw

フィールドワーク皆無で、ネット経由のMV眺めるばかりの音楽ヲタクだけど、そんなMV眺め続けてる中で、アフリカ各国の若い層によるトレンド作りも、布に留まらず伝統的アフリカの各種の取り入れは、撮影当時より更に進んでるんじゃないかなー、ってのは思った。

布に関しては、現状は、いくらアフリカ布が売れても現地への還元には実はならない、というのはあるにせよ、象徴としての布が広まるのは別途、アフリカにルーツのある人や文化へのポジティブな何かには繋がりそうなので、悩ましいながらにも拡散の手は止めなくていい気はするな。

あとはやっぱり、あのガーナの奴隷収容施設だった城での監督の語りはうなる。色んな意味で。これまた外野としてはうなる以上の言葉は上手には持てないけど。

あぁ、これは上映会止まりはもったいないなー。
あれこれ書いたけど、ドキュメンタリー自体は監督の気さくさのしっかり出た、とても楽しくわかりよい作り。

…と、ここ?までは帰宅中に勢いに任せてFBに書いた分。

以下、亜細亜方面との関連性についてのまとまらない補足だけ書き足しとこう。

African wax prints – Wikipedia

ちなみにWax Printの技法、要はいわゆるバティック染め。その真の起源までは辿れないものの、今アフリカ布的に捉えられているものの起源はどうやらインドネシアまでには遡れる。

植民地としてのインドネシアで、当時の宗主国だったオランダのオランダ東インド会社から、そしてイギリス東インド会社へ。そんな宗主国が現地で作られていたバティック染めを本国で産業にしようと始めるも、インドネシアでは受け入れられず、アフリカ市場へ。

映画の中では南亜細亜の事情については具体的には触れられてはいなかったけど、エリアとしてはざっくり上がってた。イギリス東インド会社も大きな立役者にはなるわけだしね。

なんでソッチの事情も気になるかと言うと、印度にいた時、何度か、印度でもアフリカ向けの布を作っていて、アフリカから買い付けにも来るらしい、という話しを聞いたことがあった。

あと、よく、安物の南亜細亜製な服を着てアフリカのイベントに行くと、アフリカ人が「アフリカの服でしょ!」とドヤ顔で指さしてきて、ごめん、印度製!みたいなやり取りになることがあって、なんとなく両大陸のテキスタイル事情の関連性については、専門的とは言えないレベルで気にはなってた。

それ以外にもバティック染め的なものは各国でそれぞれ出来てるみたいだしね。中国にしてもニポンのろうけつ染めにしても。

しかし前半の製法やざっくり歴史みたいな話も、後半のアイデンティティとか盗用とかみたいな話も、1時間30分ちょいのわりに濃厚に入ってたなー。本来は監督さん、5分くらいのミニドキュメンタリーのつもりだったらしいのに広がった広がったw(だからドキュメンタリーって好きなのよね、みたいなコトSkypeで言ってたけど)


あと、今日は会場で、オンライン上で前々から気になってる方と期せずしてお会いすることが出来てよかった。キンシャサ在住で一時帰国中の、現行音楽から町の様子から色々とFBで投稿されてる方。

なかなか話の出来る人がいないが故に、話の出来る人に出くわすと一方的にわぁわぁ話す悪い癖も出たけど、嬉し楽しかった。

そして、初対面なのに、hako gallery の帰りに寄ろうと思ってた東京ジャーミイにまでお誘いしてしもた。

普通の人ならdnbkにもなりかねない場所だけど、なんか大丈夫な気がしたので。