蒲田を歩く

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201401130154

昨日は他所向けの文字を書いていたので、こちらは割愛した。今日は起きてぼんやり珈琲飲んだだけ、みたいな状態で「はいはい、今から15分以内に着替えて出かけるぞ!カメラもしょってけ!」と追い立てられたっきり、唐突に脈絡無き蒲田への散歩に出向いた。面白かったけど。

※あっ、写真は全く以て蒲田じゃありません。念のため。
蒲田をまともに歩いたのは、おいらも配偶者も恐らくはじめて。しかし二人ともあの昭和感溢れるカオスな街をいたく気に入ってしまった。もしかしたら、諸々の条件が揃ったなら、移住もあり得る勢い。いやぁ、おいらはまだそこまでには思い切ってないかな。海が遠いし浜はない。それはなぁ…w
なんだろう、商店街があんなに元気よくて、幅を利かせまくってる街って久しぶりに見た。年寄り多めな気もするけど、とにかくヒトも多い。需要と供給のバランスはよさそう。
メインのアーケードから一本逸れた細い道もしっかりアーケード、みたいな、多重商店街があって、しかもどちらも活気がある。更に通りをいくつか越えると別のアーケードがある。スーパーは逆に、大きめなのがひとつだけだったかな。気づいた範囲では。
イマドキの往来、しかもはじっことはいえ、東京都内の往来としては、ここ10年くらいでどこでも殆ど見かけることのなくなったレベルでの路上喫煙率で、ある意味新鮮なくらいだったりもした。
そんな感じなので、ガラ的には、まぁ、お上品タイプではないのだけど、総体的にはそんな街にありがちな、ガラっパチだけど根はよさそげ、な雰囲気を感じる街でした。
蒲田のアーケード群はどことなく、板橋に暮らしていた時に行ったことのある、赤羽周辺の商店街を思い出させる雰囲気だったんだけど、大きく違うのは、赤羽は蒲田とは真逆で、どうも好きになれなかったのですよね。うまく説明出来ないけど、ヒトが恐ろしかった。肌感的に。
赤羽の街に持ってしまったそんな印象は、あくまで個々人にってワケじゃなくて全体的な雰囲気に対しての曖昧な感覚でしかない……筈なのに、あの日の赤羽を思い出そうとすると、もの凄く不愉快そうな顔をしてた、とあるおばちゃんの横顔が即座に頭に浮かぶ。彼女の表情そのものが赤羽の象徴になってしまってる。
あの日の赤羽と今日の蒲田に、実際に明確な差異があるのかどうかはよくわからない。
さて、赤羽は置いといて、蒲田に戻ろう。飲食店も鈴なり。そして異様に安い。しっかりした量の昼定食が500円台という所が結構あった。どうなってるの。実はつい数ヶ月前に、蒲田は羽根付き餃子が有名である、というコトを知ったばかりなのだが、そのせいか中華料理屋は妙に多い。
餃子が目玉になってない中華料理屋も多いのだが、そうなると意外に香港系が多いようだ。中華以外では、何故かタイ料理屋が多い。タイ国旗の色をベースにした看板がそこここで目につく。
今日は取り敢えず、到着してまず餃子。でも、そこの店は微妙に腑に落ちず、日が暮れた頃に、以前行ったことのある評判のよい店で改めて餃子。日に二回も外食でしかも餃子、なんて、なんかヘンといえばヘンだけど、ささやかな贅沢、ちょっと楽しかった。
またカメラ持って散歩に行こう。次回はは是非、タイ料理行脚にしたい。

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