201402030020
今日は見事にねてようびだった。昏々と寝てたし、でも未だに身体が眠りを求めてるようなので、今日も早めに寝ようと思ってる。起きたら平日の月初、ぼやぼやしてられないのである。
というわけで殆ど何もしていないのだが、夕方過ぎになって配偶者と共に映画を観るコトに。
とある映画を観るつもりでいたのだが、さて観よう、という段階で、何故かシリーズ1本目が手元にないことが発覚。で、行き当たりばったりに選んだのがこれ。
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気づかず見始めたものの、そうか、古きよき洋画の大作は、印度映画かそれ以上の尺を持ってて、 Intermission もあったのだわね。そうそう、インタルミッション(印度英語的発音)は印度の専売特許なワケじゃなかった。というわけで、きちんと Intermission でお茶入れ直しつつ観た。
この壮大な物語は物語つーか、かなり史実に忠実なお話なのですね。実在のロレンスさん、中東の後は除隊まで、「イギリス領インド帝国」にもおったのか。
1935年に除隊なので、現地的には、印度が独立を遂げてパキスタンと分断されることになる 1947 年を遡ること十余年前までか。アラブやイスラムに精通したロレンスさんが英領印度にってコトは、ムスリムとの橋渡しや交渉役として何かしてたりするのかな。とてもそんな気がする。
というか、Wikipedia 先生のイギリス領インド帝国のページ、印パ分断の経緯も結構生々しく書かれてるんだな。
でも一番気になったのは主要な登場人物中、実質唯一のアラブ系だったらしき、ハリト族のアリ役のオマル・シャリーフさん。この方、「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」の主役のおじさんやってるんだ。アレも気になってるのにまだ観てない映画のひとつだわ。観なくちゃ。
しかし、全編通してすごい美しい風景映像の連続たまらんかった。
とても好きなのは、男たちの出陣を見送るベドウィン女性が岩場に転々と座ってあの、何ていうんだかいくら調べてもよくわからない、いわゆる「ときの声」を口々に発してるトコとか。
あとは、恐らくどこでも名場面とはされてない気がするなんでもない情景なんだけど、ロレンスが夜通し砂漠をうろうろしながらアカバに攻め入る作戦を考えてる時の、軽めの砂嵐に舞う砂煙がめっちゃ好きですた。
あー、映画観たらちゃっちゃと感想文書いとこう。
なんかね、おいら、面白いくらい、観たり読んだりしたものの内容を、きれいさっぱり忘れるのですよ。同じものをまた観はじめたりすると、その場面になる前に内容を次々と思い出すんだけど、観てない状態で、過去に観たものの話をしようとするとストーリーも登場人物もさっぱり出てこない。
とてつもなく好きで何度も観てるものはそれなりに覚えてるシーンもあるんだけど、そこそこよかった、くらいだと、せいぜい「よかった、と思った気がする」だけを覚えてて、内容はやっぱり覚えてない。
上述の通りで、再視聴すれば出てくるので、記憶に深くしまい込みすぎなんだろうけど、映画とか小説ってことごとくそんな感じなんだな。謎。
だから映画は嫌いじゃないんだけど、脳内 DB がダメすぎて、映画マニアになる資質はない。